今年ほど残酷だった五輪はない

北京冬季五輪が終わりました。

例年、冬季五輪はいわゆる「明らかに日本の上位選手を標的とした

ルール改正の犠牲者」が毎回毎回ストレスでたまんないです。

 

今年開催の五輪は、ストレスどころじゃない「ひどい」裁定が続き、

とても全部見ていられない大会になりました。

北京五輪は失敗って言いたいです。

こんなこと言いたくないですが、東側の国で五輪開催は、やっぱり

問題あります。

 

「努力って報われないものなんですね」

 

この一言が、今回の五輪を象徴しています。

審判の不可解な採寸、採点、整氷技術の稚拙さ、湿度管理の不備、

何より、ドーピング陽性選手の試合出場。

 

沙羅を自分のせいじゃないのに号泣させ、選手の人生を変えてし

まった、とまで言わせてしまう五輪です。他の人じゃない、あな

たが一番変えられてしまったのだよ、あなたは悪くないよ。

その後のSNSコメントも、明らかに病んだ内容で、飛ぶために生

まれてきたこの子をこんな状態にさせた競技とは何なんだろうと

考えてしまいます。

 

今回、ぶっちぎりで金メダルでしたが、平野の2回目のジャッジ

も意味わからないです。

日本人を標的にする裁定は、本当競技と関係ないのでやめてもら

いたいしか言葉が出ません。

 

30年には、札幌が開催に手をあげています。

少なくとも、環境の点では今大会より良いものが公平に提供でき

るでしょう。

ただ、審判の選出に関しては、日本もそこそこ不透明な根っこを

持っているわけで、選手が競技に集中できる環境をどれだけ整え

てあげられるか、設備がどうこう、宿舎がどうこういう以前に、

すべての選手を守ってあげられる環境を、提供できるんですか?

 

今回の件で、ロシアは除外やむなし、となっていかないと、沙羅

が泣いた内容とは意味が違います。

五輪前の3か月が薬抜きの期間としか考えられていない選手管理は、

スポーツじゃありません。

サプリメントとドーピングの境目は、全選手が抱えている問題で

すが、もう、明確な答えなんて出せないところまで来ているので

しょう。

 

すべての選手を守ってあげられる環境とは?