南海トラフ予想
5年くらい前だったか、もう一般化している予想数字で、この70%と
いう数字が天気予報の降雨確率みたいな高率なことに麻痺している私た
ちがここにいます。
東村山にいる親戚に、それこそ5年くらい前までは「起きないうちに
逃げておいて」と何度も伝えました。東北でも裏日本でも、どこでも
いい、とにかく太平洋沿岸の首都圏から一歩でも山の方に逃げておい
てほしいんです。
でも、その親戚は、疎開する気持ちはなかったようです。もう80歳
になる親戚は、たぶん、妻のいる青山墓地から離れることはないの
でしょう。今更1年2年長生きして、絶望の中で老いを永らえること
がすべてではない、と、私はここ数年で説得をあきらめました。
いや、親戚のこと書くつもりじゃなかったんです。
地震のあとに必ずやってくる巨大な生き物、津波の到達予想です。
今日、たまたま科学系のYT動画を見ていて、こんな数字を見ました。
「最短到達予想、2分」
避難どころか、パニックから回復できない時間、もしかしたら揺れ
がまだ続いていたりするかも?
はぁぁ・・・2分は少ないわぁ・・・
いろいろ、先に逃げとけ、とか下書きしてたんですが、そこはまる
っと消しました。
首都圏で生活してる人たちは、たぶん、一種の覚悟と自分だけはあ
てはまらないというオカルト的な希望的観測の中で、今この一瞬の
便利さと機能性を捨てられずにいるのだと思います。
中州でバーベキューしてて「早く助けろ!」と騒いでたDQN家族と
は、彼らは違うのだと信じています。
70%はすぐそこに来ています。